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  • 2017/05/03 (水)   18:02
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人の思いを描くのに必要なこと ― 片渕須直監督の劇場版アニメ『この世界の片隅に』で行われた制作支援メンバーズミーティング

テレビアニメ『BLACK LAGOON(ブラック・ラグーン)』シリーズや劇場版アニメ『マイマイ新子と千年の魔法』の監督である片渕須直さんが手がける最新作『この世界の片隅に』。この作品を企画・制作するにあたって行われたクラウドファンディングへの参加者に対して、2015年7月に制作支援メンバーズミーティング(以下「支援Mtg」)が開催されました。私も参加してきましたので、感想を書いてみます。

ではまず、(長すぎる)前フリを・・・


映画市場における「アニメ映画」の存在は、もはや1つのジャンルとして位置づけられています。直近10年ほどでは、スタジオジブリやディズニーといった有名スタジオの作品や毎年新作が公開されるような一部の定番作品、そして深夜アニメ系の映画作品が他ジャンルと比較しても堅調といえる興行成績を収めている状況です。
ですが、この良い流れの中、広く一般に向けたアニメ映画のみ大苦戦が続いています。

【直近10年におけるアニメ映画の興行収入ランキング】
直近10年におけるアニメ映画の興行収入ランキング
※ 一部推計 出典:日本映画製作者連盟及び興行通信社の資料を基にK_shellが作成

アニメ映画の収入は、①劇場公開時の興行収入、②劇場公開後のDVD・BD(ブルーレイディスク)販売収入 にざっくりと分けられます。
まず①ですが、近年ヒットした作品名を見れば分かる通り、そこに名を連ねるのは、アニメにそれほど興味がない人でも必ず耳にしたことがある制作スタジオや有名シリーズの作品がほとんどです。このことから、アニメ映画を映画館で鑑賞しようとする顧客の大半は、制作スタジオやシリーズ名などの「知名度」を重要な判断基準として、映画館に足を運ぶか否かを決定することが多いといえます。
また、②のDVD・BD(ブルーレイディスク)を購入するのは、いわゆる「ヘビーユーザー」層であり、購入対象はもっぱら深夜アニメ系の作品となります。
つまり、一般観客層向けに作られるアニメ映画作品は、最も広くターゲティングされているにも関わらず、「知名度がない」+「ヘビーユーザーにウケる絵柄ではない」という理由から、収入に結びつかないわけです。

もちろん、収入的に成功したアニメ映画の魅力が「知名度」や「ウケる絵柄」だけでないことは間違いありません。劇場公開時に話題になったり、DVD・BDの販売が好調であったりして、しかもそれらが次の作品作りに繋がっているということは、個々の作品内容としても、「質」的な魅力をちゃんと持っているということでしょう。

では、それらと比較してヒットしない一般観客層向け映画の内容はどうかといえば、決して劣っているということはありません。単純に「面白い」「見てよかった」「泣けた」というものから、強い作家性やメッセージ性があって精緻な考察や批評に耐えられる強度をもったものまで、その種類は様々ですが、良質な作品が多いのです。そういった作品が結果として、ほとんどの観客の目に触れることすらなく、ひっそりと市場から退場していく現在の状況は、本当に残念でなりません。


アニメは人の心と財布をも動かせるのか?
アニメは人の心と財布をも動かせるのか?

非常に厳しい環境の中での制作を余儀なくされている一般観客層向けのアニメ映画。この問題はかなり構造的に根深いものを孕んでいて、これさえできれば全部解決するといった簡単な処方箋はありません。法律の整備や業界体質の変化、そしてそれを後押しする世間や行政に対する地道な働きかけとアピールが必要であり、一朝一夕に解決とはいかないのです。

そんな中、現状をよしとせず、自分たちでできることをやって問題解決の糸口を掴もうとする、非常に勇気ある行動が起こされました。それが片渕須直監督による『この世界の片隅に』(原作:こうの史代さん)のアニメ映画化に関するクラウドファンディングです。

関連記事 :アニメは人の心と財布をも動かせるのか? 片渕須直監督の劇場版アニメ『この世界の片隅に』で行われるクラウドファンディングへの挑戦
※ 片渕監督が起こした行動の意味とは何なのか、アニメ業界が抱える問題とは何なのか、クラウドファンディングという聞き慣れない言葉の意味などを拙いながら解説しましたので、よろしければこちらもご覧ください。


片渕須直監督の劇場版アニメ『この世界の片隅に』で行われるクラウドファンディング

クラウドファンディングとは、銀行や機関投資家といった金融専門家ではない「クラウド=大衆」から「ファンディング=資金調達」する仕組みのことです。資金提供者に対して、配当などのいわゆる金銭の分配ではなく、実際の制作物やグッズなどのリワードが与えられるといったことも特徴とされます。
今回、劇場版アニメ『この世界の片隅に』で行われた支援Mtgもそのリワードの1つで、いわばこの作品に出資した人たちが集う株主総会のようなものです。

この支援Mtgは地域や開催時刻が限定されていたこともあって、泣く泣く参加できなかった方もいると思います。参加したんだけど、パイロットフィルムを観て泣きすぎて、話の内容をうっかり忘れてしまった人もいるかもしれません。また、『この世界の片隅に』のアニメ映画化の話を最近知り、本当は参加したかったのに・・・という方もきっといらっしゃるはずです。
そんな方々への情報共有や記憶喚起の一助にこのエントリーがなっていれば幸いです。

なお、講演中の録音や撮影はNGとのことでしたので、内容は私のメモベースのものとなります。一部正確性に欠ける記述があると思いますが、ご容赦を。

 

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  • 2015/06/06 (土)   02:34
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【テイルズオブゼスティリア炎上】 帽子が脱げない衣装DLCにユーザーが怒る理由 (コメントへの返信エントリー)
出典:BANDAI NAMCO Entertainment『Tales of Zestiria』

このページは『【テイルズオブゼスティリア炎上】 ヒロインキャラの離脱は何が問題だったのか?』のエントリーに寄せられたコメントへの返信+αとして記載されています。事前に下記の関連記事をご覧いただけると、より理解が深まると思います。
関連記事 :【テイルズオブゼスティリア炎上】 ヒロインキャラの離脱は何が問題だったのか?
【テイルズオブゼスティリア炎上】 ヒロインキャラの離脱は何が問題だったのか?

DLCの点ですが、ザビーダのゼロス衣装に関してはどんな風に考えてますか?
購入する際のstoreの画像では、帽子を被っていないザビーダと、サンプル画像は全て「ザビーダが仲間になっていない場面」です
しかし購入していざ使おうと思ったら、髪型を変更してもサンプル画像のように帽子は外れることはありませんでした
これはサンプル画像が「実際のゲーム画面」であり、実際プレイすればそのサンプルと同じ場面を見られる(ただし2周する必要がある)ため、問題ないのでしょうか
実際にザビーダを仲間として操作している時は帽子が外せないため騙されたような気分です

上記エントリーのコメント(No.9)より引用


商品を購入する際の適切な情報開示という点では、サンプル画像にわざわざプレイアブル環境下ではないときのものを並べるというのは、ゲーム会社側が何を言い訳しようが明らかに悪意ある行為といえます。ユーザーが誤認してしまう要素を結果的に増やしているわけですからね。

このザビーダのゼロス衣装DLCについて、問題点をざっくりと整理すると以下の2点となります。
商品(ゲーム内の挙動)としての欠陥があるか?
商法(売り方)に欠陥があるか?

 

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  • 2015/04/21 (火)   01:53
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夕凪の街 桜の国 こうの史代(作) : 生き残ることは罪なのか。

『夕凪の街 桜の国』は、こうの史代さんによって描かれた漫画作品で、2004年の発表から各メディアやネット上で圧倒的な支持を集め、数々の賞を受賞するなど、こうのさんの代表作となっています。

本作は『夕凪の街』とその後日譚にあたる『桜の国(一)・(二)』という3部作となっていて、3世代にわたる家族の物語です。

『夕凪の街』
 舞台広島
 時期1955年(原爆投下から10年後)
 主人公平野皆実(ひらのみなみ)
平野皆実(ひらのみなみ)
 
『桜の国(一)』
 舞台東京
 時期1987年
 主人公石川七波(いしかわななみ)、皆実の姪で小学5年生
石川七波(いしかわななみ)
 
『桜の国(二)』
 舞台東京、広島
 時期2004年、(一)から17年が経過
 主人公石川七波、28歳で会社員として働いている
石川七波(いしかわななみ)

舞台から想像できる通り、本作のテーマは「原爆」であり、いわゆる「戦争もの」の漫画です。
しかし、その内容は「戦争もの」のそれとは少し違っています。
 

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  • 2015/04/17 (金)   11:06
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タルト・タタンの夢 近藤史恵(著) : 口の中がおいしくなるミステリー

料理はただ食べるためだけでなく、それを作った人や一緒に食べる人の思いを感じることにこそ、その素晴らしさがあることを教えてくれる、「おいしい」ミステリー短篇集。

大まかなあらすじ
舞台はフレンチレストラン――といっても、ホテルに入る高級で華やかなそれとは違い、下町の古い商店街にある小さなレストランです。カウンターとテーブル席が5セットしかないこじんまりした場所ですので、主要な登場人物もたった4人。
高築(たかつき)・・・ホール担当。本作の主人公兼語り部。
三舟(みふね)・・・店長兼料理長。
志村(しむら)・・・シェフ。
金子(かねこ)・・・ソムリエ、ときどきホールも担当。
料理もフランスの郷土料理が中心で、宝石のように飾られたものではなく、鍋ごとサーブするような荒っぽいものです。来店するのは、こういった料理店もの小説によくあるめちゃくちゃ尖った特徴を持つようなお客ではなく、私たちの周りにもいそうな自然体な人たち。
そんな普通の人たちが持ち込んでくる小さな悩みや謎を、料理を通じて解き明かしていきます。

自然体な人たちと気取らないフレンチ
 

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  • 2015/04/12 (日)   11:22
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BLACK LAGOON Roberta's Blood Trail : 希望を掴めなかった者が希望を見出すまで。

『BLACK LAGOON(ブラック・ラグーン)』は、広江礼威さんによる人気漫画で、2006年に片渕須直さんの手によってテレビアニメ化されました。

このアニメには、ヴィエンチャンやハノイのような旧フランス植民地風のとある街を舞台に起こるド派手なアクションと、下品(笑)で洗練されたセリフがぎゅっとつめ込まれています。

例えばこんな名言が。。。

旭日重工5万名の社員のためだ。南シナ海に散ってくれ。

第1話 The Black Lagoonより引用

主人公ロックの命運を決定した言葉。
旭日重工5万名の社員のためだ。南シナ海に散ってくれ。


マヌケ共め・・・ のどかに祝杯をあげてるがいい。そこへタムタムの音色を響かせながらナヴァホように襲撃するのさ。

第6話 Moonlit Hunting Groundsより引用

ロックが所属するラグーン商会のリーダー ダッチ。
マヌケ共め・・・ のどかに祝杯をあげてるがいい。そこへタムタムの音色を響かせながらナヴァホように襲撃するのさ。


跪け!

第15話 Swan Song at Dawnより引用

短いながら、底知れない憎悪を感じる言葉。ロシアンマフィアのボス バラライカが言い放ったこの作品を代表する名セリフ。
跪け!


ここは教会でしょ!

だから? 神は留守だよ、休暇取ってベガスに行ってる。

第16話 Greenback Janeより引用

マフィアに追われて教会に逃げこんできた女を一蹴するシスター エダ
神は留守だよ、休暇取ってベガスに行ってる。
 

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  • 2015/03/27 (金)   02:27
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【テイルズオブゼスティリア炎上】 ヒロインキャラの途中離脱は一体何が問題だったのか?
出典:BANDAI NAMCO Games『Tales of Zestiria』

テイルズオブゼスティリア(略称「TOZ」)が炎上しています。

『テイルズ オブ』シリーズは、バンダイナムコゲームス(2015年4月1日よりバンダイナムコエンターテインメントへ商号変更、以下「バンダイナムコ」)より発売されている人気RPGシリーズです。ファイナルファンタジーを始めとして、多くのRPGがリアルCG路線に突き進む中、あくまでもアニメ調の表現にこだわり続け、ある意味、最も日本的なRPGといえるでしょう。メディアミックス戦略を重視していることも特徴であり、グッズやファンイベント、TVアニメへの展開など、その範囲も広範に渡ります。
もちろん国内外問わず多くのファンを獲得していて、シリーズの累計出荷数はTOZ発売の時点で1,600万本を超え(参考)、ファンイベントには男性だけでなく、多くの女性ファンが駆けつけます。
参考 :ニンテンドー3DS|社長が訊く『ニンテンドー3DS』ソフトメーカークリエイター 篇|Nintendo”. 第9回:『テイルズ オブ ジ アビス』4. 9割5分が女性

そんな人気シリーズの20周年記念作品として2015年1月22日に満を持して発売されたのがTOZでした。

しかし、発売直後から途方もないほど多くの批判が寄せられています。

多くの批判が寄せられているTOZ
出典:amazon

amazonのカスタマーレビューには3月25日時点で2,265件ものレビューがつき、そのほとんどが低評価を突きつけています。平均評価点は僅かに1.6です(最大5)。
レビューの内容も、有用性が高いとされたものに

  • いい加減懲りろ
  • 大手のつくる典型的なクソゲーにして,シリーズにトドメを刺せる作品
  • 浅ましい発想によって生まれた醜いゲーム
と、軒並み厳しい評価が並んでいます。

ちなみに同じように人気RPGシリーズで酷評されたファイナルファンタジー12や同13はそれぞれ
FF12レビュー数 1,146 件 平均評価 3.0
FF13レビュー数 2,489 件 平均評価 3.0
であり、TOZに下された評価が如何に厳しいかが分かります。

この炎上騒動の発端となったのは、事前プロモーションでヒロインとして宣伝されていたキャラ「アリーシャ」がゲーム序盤でしか主人公たちと行動を共にしない、いわゆるスポット参戦キャラであったことでした。
 

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  • 2015/03/21 (土)   23:56
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FFの迷走について真面目に考えてみた。

スクウェア・エニックスから発売されているFF(ファイナルファンタジー)は、国民的RPGとまでいわれるほど、日本を代表する人気ゲームです。
そして、それは看板の謳い文句を裏切らない内容を伴っていて、ゲームを初めてやる人、スマホゲームはやっているが家庭用ゲーム機のタイトルはやっていない人、昔はゲームやっていたけど最近は忙しくて手をだしていなかった人など、このようなライトユーザー層に対して、「このゲームは楽しい!」と素直に感じさせてくれるものでした。

しかし、今、そんな不動の地位を築いてきたFFシリーズが迷走しています。
この記事は、その迷走の原因や解決策を家庭用ゲーム機にて発売されたタイトルにフォーカスして考えるページです。

※ このページでは、FF13シリーズの3作目にあたる『ライトニング リターンズ ファイナルファンタジーXIII』(公式略称は『LRFF13』)について、分かりやすさを優先して『FF13-3』と表記し、FF13-2とともにナンバリングタイトルとして扱っています。

前記事 :FFの迷走について真面目に考えてみた。 Ⅰ
※ 主にFF12の内容について言及しています。
 FFの迷走について真面目に考えてみた。 Ⅱ
※ 主にFF13、FF13-2、FF13-3の内容について言及しています。


トリロジーとしてみると神 シナリオ
ファブラ ノヴァ クリスタリス ファイナルファンタジー
出典:SQUARE ENIX『FABULA NOVA CRYSTALLIS』

FF13シリーズはトリロジー(三部作)なので、FF13-3は単体タイトルとしての評価とは別に、トリロジー最終作としてどのように評価されるか、といった側面も併せ持ちます。
FF13シリーズは主人公視点からシナリオをみると、(ロジック破綻を無視したとしても)何が行われているのかさっぱり理解できないという問題を一貫して抱えていました。FF13は「主人公たちが神を殺して奇跡が起きる話」、FF13-2は「主人公たちが神の化身を殺したら世界が滅びる話」となっています。キャラクターや用語といった基本設定は共有しているものの、テーマや結論がまるで共有されていないため、なぜシリーズである必要があるのか、さっぱり分かりませんでした。
FF13-3はこれに

  • 神には視えない「人の心=魂(=混沌)」が世界を支えている。
  • 神はそれをコントロールしようとしている。
という設定を新たに持ち出すことによって、トリロジー全体を「主役が神のストーリー」としてみるように誘導しています。

三世代に渡る神々が主役

これに従ってFF13シリーズを振り返ると、
FF13孫神が、いなくなってしまった死の女神(子神)を連れ戻すため、人間を大量殺戮して世界に穴を開けることで死の女神が住む世界と繋げようとするも、人間と死の女神に邪魔されて失敗する話
FF13-2死の女神が死んで世界に穴が開いたことで、親神にもコントロールできない「死んだ人の魂」が逆流して溢れだしてしまい、世界が崩壊してしまう話。
FF13-3崩壊した旧世界のかわりとなる新世界を創造するにあたり、世界を安定させるには「人の心=魂」をコントロールする必要があることを認識した親神が、人間の一人に神の力を与えて死の女神のかわりに仕立てようと画策するも、逆襲されて、新世界の統治者の座から転げ落ちる話。
 (ちなみにこの要約は、実際には正確ではありませんが、ここでは分かりやすさを優先して記載しています)
となり、比較的容易にストーリーを理解することができるようになります。
孫神、子神、親神の三世代に渡る神々が主役とみれば、トリロジー(三部作)である意味も非常に明白です。


しかし、、、、、、

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  • 2015/03/20 (金)   19:58
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出典:SQUARE ENIX『Final Fantasy XIII-2』『FABULA NOVA CRYSTALLIS』

国民的RPGとまでいわれるほど、日本を代表するゲームであるFF(ファイナルファンタジー)が迷走していることに関して、家庭用ゲーム機にて発売されたタイトルにフォーカスして、原因や解決策について考えるページです。
前記事 :FFの迷走について真面目に考えてみた。 Ⅰ

※ 主にFF12の内容について言及しています。

信用を回復させたのは「時間」
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FF12がブランド価値を毀損させてしまったFFシリーズですが、次作にあたるFF13は堅調な売上を記録します。スクウェア・エニックスの2010年3月期のアニュアルレポートを見ると日本国内では185万本、全世界合計で555万本を売り上げています。FF12は日本国内で推計222万本、全世界合計で約500万本(参考)でしたので、大健闘といえます。
これは、開発期間が長期化したことがプラスに働いたからだと私は思っています。日本ではほとんどのユーザーから蛇蝎の如く嫌われていたFF12ですが、オンラインゲームが盛んな欧米を中心にバトルシステムの部分が見直され、その流れを受けて日本でもFF12の再評価が進みました。これによって、「ど〜せまたFF12みたいなクソゲーだ」といった意見がシュリンクし、FF13の前評判が必要以上に落ちずにすんだといえます。
加えて、対応ゲーム機がPS2からPS3(PlayStation 3)に変更されたことでユーザーの想像以上にグラフィックが進化し、クリスマス商戦のまっただ中という絶好の発売日前後にあらゆる媒体でその美しいゲーム画面が取り上げられるなど、マーケティングも効果的に機能していました。


しかし、、、、、、

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  • 2015/03/19 (木)   18:22
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FF(ファイナルファンタジー)といえば、押しも押されもせぬ日本を代表するゲームです。神秘的な世界観、美麗なグラフィック、名曲揃いのサウンド、ドラマチックなシナリオといった要素を併せ持ち、TVゲーム黎明期から良質なタイトルを発表し続けている人気シリーズで、国内ファンはもちろん、海外ファンも多数存在しています。

しかし、今、その人気シリーズが迷走しています。

参考:
『Amazon』に掲載の『FF13』レビュー! 有用性の高いレビューほど酷評
ファイナルファンタジーXIVをご利用のお客様へ重要なお知らせ(公式に低品質だと認め、異例の社長謝罪)
海外でも惨憺たる評価

度重なる発売延期、完成度や品質の低下、止まらない酷評。ネット上では各タイトルの内容から企業体質に至るまで、多くの点で批判的な意見が飛び交っていますが、ここでは家庭用ゲーム機にて発売されたタイトルにフォーカスして、原因や解決策について考えていこうかと思います。

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  • 2015/02/17 (火)   17:38
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争いを始めたのは私ではない。
貴様ら、民どもが私に争いを始めさせたのだ。
ぐうたらで、不満ばかりを口にし、自分では手を汚さない・・・。それが民衆というもの。
手のひらで踊っているのはこいつらではない。私と貴様だ。

第2章「思い通りにいかないのが世の中なんて割り切りたくないから」より引用


これは政治と戦争のお話。
海洋貿易で栄えた諸島を舞台にして勃発した民族紛争を受けて、野望の実現のみ考える統治権力、戦争の最前線に送り込まれる兵士、時流にのって都合の良いことばかり主張する民衆が織り成す惨劇のグロテスクさをプレイヤーへ生々しく伝えることに成功した名作です。

国際政治や民族紛争への理解を深めたい人はプレイすることを強くおすすめします!

特に感心したのは次の3点です。
現実問題に立脚したストーリーラインの構築(視点の高いストーリー)
平和の崩壊とその後の政変に直面した人物達の感情表現(視点の低いストーリー)
初心者から上級者までをフォローするゲームシステムの完成度

以降の記述には作品の詳細が含まれます。核心的な部分は極力避けていますが、ネタバレなどを気にされる方はご注意ください。

(本作はスクウェア・エニックスより発売されたPSP用ゲームソフトです)

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